【取組】福岡市・国営海の中道海浜公園:野外観察イベント講師

2025年3月2日(日)
福岡県国営海の中道海浜公園にて小学生向け野外観察イベント「森のいきもの探偵団~猟師と探すフィールドサイン~」
にてNPO法人mieと共同で講師を行いました。4家族15名のご参加ありがとうございます。
我々わなシェアチームが狩猟外の生物知識に穴が多いのでサッと補足知識を差し込んでくれるmieスタッフは非常に頼もしかったです。
この場を借りてお礼申し上げます。


公園内に住み着く野生動物が残した痕跡を猟師目線で追い、実際に狩猟で使用している道具に触れてもらいました。
プログラムは大きく分けて4つ
①フィールドサインと猟師の関係について
②実地でフィールドサイン探し、たぬきのため糞ポイント観察
③狩猟の道具、獲物の素材に触れてみる
④トレイルカメラの録画鑑賞、質疑応答
天候は決して良くありませんでしたが鳥が捕食して運んできたであろう海蟹の残骸や、多数の糞、けもの道を発見し、どれも興味深く観察してくれる姿が印象的でした。

糞をつついて何を食べたかをリサーチ
わなに触れてもらった際は中型獣用のはこ罠がぬいぐるみを使ってわなが作動するプロセスが可視化されているのが
良かったのか大人気で、大人でも開閉部の仕組みは首をかしげる時があるのですが
すぐに使い方をマスターしてくれました。どうやってけがをさせずに仕組みを理解してもらうのかがネックとなっていましたが
安全対策については今回一つ解答になりそうなものを得られました。


狩猟を行うことができず、多数のルールに守られている都市公園という
限定された空間でどれだけの表現ができるかが肝になる実験的な取組でしたが
公園側との事前連携やこども向けに準備していたコンテンツを転用し、しっかりとレクチャーできたと思います。
狩猟を知ってもらうきっかけ作りとしてさらにブラッシュアップを進めます。

(文責:土肥 健人)