わなシェアメンバーより高校生猟師が誕生しました。
高校生わな猟師の誕生
わなシェア6期メンバーで高校3年生のみとさんが狩猟免許試験(わな)を受験し見事合格しました!
鉄砲以外の狩猟免許は満18歳から受験可能なので恐らく最速での取得となります。
本当におめでとうございます。大学受験の合間を縫っての猛勉強、お疲れ様でした!
「狩猟文化の継承」を目標に掲げる我々としても、次世代猟師の誕生は嬉しい限りです。
学生視点での狩猟免許試験とFUKUOKAわなシェアについてをお話いただきましたのでまとめています。
青年層で狩猟免許取得について考えられている方にはきっと心強いアドバイスになると思いますので、ぜひご一読ください。

みとさんプロフィール
・わなシェア6期(2024-2025)メンバー
・福岡県内の高校3年生(2025年7月時)
・部活:美術部
・趣味:料理、絵を描くこと、庭の植物を観察すること
早速ですが狩猟免許を取得しようと思ったきっかけを教えてください。
理由は2つあって、よくお肉を持ってきてくれていた猟友会の方が高齢で引退し、ジビエが手に入らなくなったため自分で獲れるようになりたいと思ったのと、もう一つは自宅周辺が結構な田舎で田畑への獣害被害が深刻なため、これから自分なりに何か関われたらいいなという思いで免許取得を決意しました。

高校生でその考えに至っていることに驚きを隠せません…
正直な話、もっと後になってから免許を取るでも遅くはないじゃないですか。
このタイミングで受験しようと思った理由はありますか?
何に対しても早く始める方が絶対に良いという考えで生きているので今回も即行動に移しました!
―にこやかに、そして力強く答えてくれるみとさん。
そういえばわなシェア活動中も率先してダッシュで加わってくれていたことを思い出します。

拠点移設に伴い解体台の組立ても手伝っていただたきました。
家族や友人は狩猟に関わっていることをどう思われていますか?
狩猟免許試験を受けたいことを家族に伝えた際は生まれ育った周辺の環境もあるのでそこまで驚かれませんでした。「そうなんだねー」みたいな。友達に関しても驚きはされましたが頑張ってね!や合格した際もすごい!と前向きに受け取ってもらえました。ただ、資格が同世代的にあまり馴染みのない内容だったのでどうリアクションしていいのかわからなかったのかもしれません。
むしろ学校側に伝えた時が一番驚かれ、試験を受験するので...と学校に欠席連絡を入れた際に先生方の間でちょっとした騒ぎになりました笑

箱わなの仕組みを学ぶ
実際にFUKUOKAわなシェアの活動に参加して印象に残っていることを教えてください。
1番印象に残っているのはイノシシの解体を行った時です。
狩猟の流れは以前からいろんな動画や本で見てはいたものの、いざ止め刺しされた状態のイノシシが目の前に置かれ、これから解体するぞという時に「命を頂いているんだな」とダイレクトに感じたので、これは実際に体験してみないとわからないことなんだなと思いました。

シカの解体もお手の物、正確にナイフを入れていきます。
わなシェア活動中は狩猟免許を持っていない時期だったので活動に制限があったかと思いますが、活動の中で感じたことや学んだことを教えてください。
実はわなシェアに入るまでは狩猟をしてみたいとまでは思っていなくて、狩猟の具体的な流れがいまいちわかっていない状態でした。実際に山に入り、わなを仕掛ける前にトレイルカメラや周辺の足跡、糞などの痕跡を時間をかけてみんなで探し出す「駆け引き」の部分が狩猟の大変さを知るのと同時に楽しさを感じましたね。
止め刺しも見学のみでしたが自宅で飼育しているニワトリを締めた経験はあるので、シビアではありますが今後止め刺しもきっとできるんじゃないかなと思っています。ジビエを食べる機会もありましたが特においしく感じたのはイノシシです。アライグマやアナグマなどを実際に食べることができたのもよい経験になりました。

ジビエを小分けにするときに描いてくれたイラスト、遊び心が嬉しい。
漫画「罠ガール」をはじめ狩猟のメディア露出が増え、みとさん世代で狩猟免許取得を考えている方も多いと思います。そんな方に向けてアドバイスお願いします!
普段学校でテスト三昧なので受験に対する心配や抵抗感はあまり感じませんでした。テスト慣れしている学生のうちに受験してしまった方が
きっとスムーズなんじゃないかなと思います。それと受験会場には当日100名以上の受験者がいましたが中には同世代かなぁと思える受験者も見かけたので怖がらなくても大丈夫だと思います!
―確かに!これは大人には無い考え方ですね、ちなみに中・高での理科や生物の知識が活かされた機会はありましたか?
正直、学校で習う知識が狩猟免許試験に活かせたとは言えません…ですが狩猟読本(※狩猟免許試験の申込みをすると渡される教本)を読んでみると日常的に見かける動物や鳥の習性が細かく書いてあったので紐づけながらその動物たちを観察をしていると勉強がしやすかったです。見たことはあったけど名前を知らなかった生き物たちの知識が増えるのは特に楽しかったですね。
―生き物好きなみとさんらしい着眼点で素晴らしいですね。
インタビューもそこそこに最終的に京都水族館のオオサンショウウオ(可愛い)の話題で盛り上がり〆となりました。

みとさん、インタビューのご協力ありがとうございました。
既に独学で皮なめしも挑戦済みとのことで狩猟スキルの伸びしろが計り知れません。
これから大学受験勉強も大詰めを迎えるため今期の狩猟者登録は見送るかもしれないとのことですが
近い将来共に出猟できることを楽しみにしています!

(文責:土肥 健人)


